ESAの宇宙観測衛星Copernicus Sentinel-2が撮影したブルガリアの首都ソフィアです。3月3日はブルガリア解放記念日でした。14世紀末から約500年にわたり同国はオスマン・トルコによって支配されていましたが、露土戦争が終焉を迎えると共に、ブルガリアはその支配から開放されました。その平和条約であるサンステファノ条約が調印された3月3日が、ブルガリア解放記念日と定められました。

120万人を擁するソフィアはヴィトシャ山のふもとに位置し、ブルガリアの政治・経済・文化・教育の中心地です。ヨーロッパ最古の都市の一つであり、その歴史は7千年以上に及ぶとされ、有史以前の集落跡が現在のソフィアの中心や王宮の付近で見つかっています。ソフィアの歩みは、町がバルカン半島の中心に位置していることと大きく関連しています。3つの山道が町を通っており、古代にはアドリア海、中央ヨーロッパ、黒海、エーゲ海を結ぶ重要な交易路でした。また、ソフィアの気候はケッペンの気候区分では湿潤大陸性気候 (Dfa) と温暖湿潤気候 (Cfa) が接しており、年間の平均気温は11.4℃です。寒い日には特に1月は気温が-15℃ 以下かさらに低下することもあります。
地上の様子はこちらです。


参考文献: Copernicus EU’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH