トマ・ペスケ宇宙飛行士がISSから撮影したスロバキアのタトラ山脈です。

Credit: Thomas Pesquet, ESA, NASA

タトラ山脈は、ポーランド南部からスロバキア北部に広がる山脈です。スロバキアを象徴する山であり、スロバキアの国歌(Nad Tatrou sa blýska、稲妻がタトラの上を走り去り)にも歌われています。カルパティア山脈の北辺に含まれるタトラ山脈は最も高い山と変化に富んだ地形が特徴で、結晶片岩、花崗岩、片麻岩からなる[3]。山脈の西側(西タトラ)は氷河地形と高原草地が混ざり合い、東側(東タトラ)は切り立った崖と氷河地形で構成されます。山脈に含まれる氷河地形には、カール、氷河湖、堆石地などが挙げられます。景観保護のため、1949年にタトラ山脈は国立公園に指定されました。また、一帯はユネスコの生物圏保護区に指定されており、苦灰岩と石灰岩のカルスト地形、峡谷、滝、湖、岩山などの地形のほか、ヨーロッパブナの生える低山地・亜高山帯の森林、モンタナマツ林、ユンクス・トリフィドゥスの生える高山草原および亜恒雪帯の植生がある動植物相が豊かな地域です。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Thomas Pesquet’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH