ウォーレン・ホバーグ宇宙飛行士がISSから撮影したチュニジアの首都チュニスの夜景です。

近郊を含む都市的地域人口約270万人のチュニスは、チュニジアの商業・工業の中心地で、北アフリカではカイロ、カサブランカに次ぐ第3位の世界都市です。
市街はチュニス湖とその西方の塩湖セブカ・セジューミの間の地峡部にあり、チュニス湖は、地峡部を横断する運河で、地中海・チュニス湾に面する外港のラ・グレットと結ばれます。オリーブ油・リン鉱石などを輸出しています。チュニスの原型は、古代フェニキア人によって建設された、カルタゴ近郊の町で、古代はチェニェスと呼ばれていたようです。チェニェスはカルタゴの衛星都市として栄えましたが、カルタゴはローマ共和国との間で戦争を繰り返し、紀元前146年の第三次ポエニ戦争で完全に破壊されました。その後、ローマの属州アフリカとなって町は再建され、376年のローマ帝国の分裂に伴い、東ローマ帝国の属州となりました。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Warren “Woody” Hoburg’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH