油井亀美也宇宙飛行士がISSから撮影した伊豆諸島付近の台風22号です。気象庁は、伊豆諸島に暴風と高波の特別警報を発表する可能性があるとして最大級の警戒を呼びかけています。

Credit: Kimiya Yui, JAXA, NASA

台風の目あるいは熱帯低気圧の目とは、熱帯低気圧(台風、ハリケーン、サイクロンを含む)の雲の渦巻きの中心部にできる、雲のない空洞部分のことです。台風の目の空洞の外壁となる部分は雲が壁状を成し、英語では「eyewall(アイ・ウォール)」と呼び、日本語で「目の壁」あるいは「眼の壁雲」と言われます。この雲の目の外壁は同時に目を囲む台風そのものの広大な雲の内壁でもあります。熱帯低気圧の目の形状は様々で、発達段階によって、また雲のまとまり方や海水温などの諸条件によって異なってきます。一般的に、目の直径は20~200km、高さは約12~18km(地表から対流圏界面までの対流圏いっぱいに広がることが多い)になります。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Kimiya Yui’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH