セルゲイ・クド-スべルチコフ宇宙飛行士がISSから撮影したオーストラリアのウルル(エアーズロック)です。

Credit: Sergey Kud-Sverchkov, Roscosmos

ウルルはオーストラリア大陸にある世界で2番目に大きい一枚岩です(西オーストラリア州のマウント・オーガスタスが世界最大)。ウルルは先住民であるアボリジニによる呼び名ですが、イギリスの探検家によって名付けられたエアーズロックも広く知られた名称です。4億年前に地殻変動が起こり、砂岩の地層は大きく褶曲して向斜構造となりました。長期にわたる雨や風などにより周囲の土砂は侵食を受けたが、硬い砂岩層は侵食の度合いが少なく地表に突出して表れ、7000万年前にはほぼ現在の姿となったと考えられています。2019年10月26日を持ってウルルは登頂禁止となりました。豪政府は1985年にこの土地一帯の所有権を先住民に返還しました。先住民(アボリジナルピープル)はウルルを聖地としており、長年にわたって登山禁止を求めてきましたが、国立公園の運営協議会がウルルの登頂禁止を2017年に決定し、発表していました。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Sergey Kud-Sverchkov’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH