トマ・ペスケ宇宙飛行士がISSから撮影したアルゼンチンのウプサラ氷河です。

Credit: Thomas Pesquet, ESA, NASA

南パタゴニア氷原から連なる氷河の数は大小50以上、その規模は、南極、グリーンランドに次ぐ量といわれており、氷河はパタゴニアの特徴とまで言われています。パタゴニアの氷河は温暖氷河に属し、アンデス山脈に降る多量の雨により涵養されます。非常に速く氷河が循環することで知られており、平均年間に100mから200m移動します。その中で、この画像のウプサラ氷河はアルゼンチンのロス・グラシアレス国立公園内にある最大の氷河です。南パタゴニア氷原から流れ出し、終端はアルヘンティーノ湖に至る距離は60km。かつてこの距離は80kmもあったことから、ウプサラ氷河の急速な後退を意味しており、地球温暖化の証拠といわれています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Wikipedia

参考文献: Thomas Pesquet’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH