セルゲイ・クド-スべルチコフ宇宙飛行士がISSから撮影したヴォルガ川のカスピ海に面するデルタです。約3700mで欧州最長のヴォルガ川の源流はモスクワとサンクトペテルブルクの中韓にあるヴァルダイ丘陵で、蛇行しながら最後はカスピ海に流入します。

ヴォルガ川はヨーロッパ州最長(3,690km)の川で、ロシア主要部を水系に含む「ロシアの母なる川」です。ヴォルガ川は下流のアストラハン近くの海抜マイナス28m地点でカスピ海に注ぎますが、このデルタの河口部分は幅150kmにも及び、自然保護区に指定されて野鳥の楽園となっています。ヴォルガ・デルタとカスピ海は漁業が盛んで、特にチョウザメで有名で、世界三大珍味の一つであるキャビア加工・生産の中心地となっています。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Sergey Kud-Sverchkov’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH