米国海洋大気庁NOAAの地球観測衛星GOES-16が撮影したカナダ、ケベック州で発生した山火事の広がりです。この1週間でようやく解消されてきました。

Credit: NASA

カナダは山火事の季節に入りましたが、2023年5月に既に広範囲にわたって多発しています。6月上旬には、東部ケベック州で雷によると考えられる山火事が発生しています。この火災の煙の影響で、米ニューヨーク市が6月6日に、世界の大気汚染ワーストランキングの筆頭に浮上しました。カナダの森林火災の煙は1週間以上にわたって何度も米北東部から中部の地域を覆い、大気汚染による健康被害の不安が高まっています。これを受けてニューヨーク州中部では少なくとも10学区が6日、屋外での活動や体育の授業を中止しました。山火事の煙には危険な大気汚染物質のPM2.5が含まれています。

6月7日の地上の様子はこちらです。

Credit: NASA

参考文献: NASA Earth’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH