地球観測衛星Landsat 8が撮影したロシアのヤマル半島です。

Credit: NASA

ヤマル半島は、ロシア連邦シベリア北西部のヤマロ・ネネツ自治管区にある半島です。長さは約700kmあり、西はカラ海に面し、東のオビ湾を挟んでギダン半島に向かい合い、 北はマリーギナ海峡、パガ湾を挟んでベルイ島と隣接しています。「ヤマル」とは、先住民族ネネツ人のネネツ語で「最果ての地」を意味しています。半島の大部分は永久凍土に覆われており、地質学的には1万年未満の非常に若い地域です。伝統的で大規模なトナカイの遊牧がロシア連邦内では最もよく維持されている地域で、 数千人のネネツ人やハンティ人が約50万匹のトナカイを飼育しています。 他にも、数多くの種類の渡り鳥が生息する地域でもあります。また、ヤマル半島の天然ガス埋蔵量はロシア最大とされています。

地上の様子はこちらです。

Credit: Britannica
Credit: Wikipedia

参考文献: NASA Earth Observatory
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH