ESAの宇宙観測衛星Copernicus Sentinel-2が撮影した米アラスカ州のユーコン川です。

ユーコン川は、カナダのユーコン準州とアメリカ合衆国のアラスカ州を流れてベーリング海に注いでいる河川です。「ユーコン」はグウィッチン語で「白い水の川」という意味で、氷河によって削られた岩盤が混じって川の水が白濁する現象を表しています。ユーコン川の源流は、カナダのブリティッシュコロンビア州アトリン湖南のルウェリン氷河です。ルウェリン氷河は、付近の標高の高い場所に降り積もった雪が、万年雪や氷となり、これが固体のままで流れ出して氷河となったものです。マーシュ湖の北端からユーコン川と呼ばれるようになり、ラバージュ湖へ注ぎ、それから北西に流れ、途中で南西に向きを変えベーリング海へ注いでいます。
地上の様子はこちらです。

参考文献: Copernicus EU’s Tweet
地球俯瞰画像を見る: LiVEARTH